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キーエンスAIセンサーの特徴とは!面光電センサAIシリーズとIVシリーズの違いについても解説!

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「キーエンスのAIセンサー」には、主に「面光電センサ AIシリーズ」と「画像センサ IVシリーズ」が存在します。どちらが自社の現場に適しているか迷っていませんか。

本記事では、両シリーズの特徴や明確な違い、使い分けの判断基準を解説します。「センサ単体の置き換えで解決できるのか」「検査装置化まで見据えるべきか」を整理し、最適な自動化手法を選ぶためのガイドとしてお役立てください。

 

キーエンスAIセンサーとは

本章では、混同しやすい「キーエンス AI センサー」という言葉が指す製品群について、整理して解説します。 まずは大枠の分類を理解し、自社の課題がどちらの方向性に当てはまるのかを掴むことが重要です。


AIシリーズとAI搭載画像センサの違い

製造現場で一般的に「キーエンスのAIセンサー」と呼ばれる製品は、主に以下の2つのシリーズに大別されます。 どちらも「AI」という言葉が関係していますが、用途や得意とする領域が根本的に異なります。

  • 面光電センサ「AIシリーズ」: ワークを「面」で捉える光電センサ。主に位置ズレに強い「有無検出」や「簡易判別」に向いています。
  • AI搭載画像センサ「IVシリーズ(IV2・IV4)」: カメラで撮像した画像をもとにAIが判定を行うセンサ。「画像を使った判別」「文字認識(OCR)」「数量カウント」「外観不良の検査」などに向いています。

現場が最初に判断すべきことは、「既存の光電センサで不安定だった単純な検出を安定化させたいのか」、それとも「カメラの画像を使った複雑な判別や検査を行いたいのか」という点。 単純な検出の安定化であればAIシリーズが候補となり、より複雑な判定基準が必要であればIVシリーズが候補となります。両者の詳細な違いについては、記事後半の章で詳しく比較・解説します。

参考

  

面光電センサAIシリーズの特徴

本章では、面光電センサAIシリーズの具体的な特徴として、以下の3点を解説します。

  • 位置ズレに強い安定検出
  • 有無検出と簡易判別への対応
  • 現場に導入しやすいセンサ構成

従来の光電センサで誤検知や調整の手間に悩まされていた現場において、AIシリーズがどのように課題を解決するのかを整理しました。

 

位置ズレに強い安定検出

従来のセンサは「点」や「線」で検出を行うため、搬送中にワーク(対象物)の位置や方向が少しでもズレると、誤検知につながるケースが少なくありません。

しかし、キーエンスのAIシリーズはワークを「面(画像)」で捉えるため、位置や傾きが毎回変化しても安定して検出できるのが大きな強みです。小物部品や形状が変わりやすい袋物の検出、あるいは搬送位置が一定に定まらないラインでの有無確認など、位置ズレによるチョコ停に悩まされている現場に最適な選択肢といえます。

参考資料

 

有無検出と簡易判別への対応

AIシリーズは、単に「ワークがあるか・ないか」を判断する有無検出だけでなく、簡易的な判別作業にも対応しています。

たとえば、部品の表裏や向きの間違い、種類の混入、簡単な組付け部品の抜けといった状態の違いを見分けることが可能です。有無モード、判別モード、フィーダーモードなど、現場の用途に合わせた検出モードが用意されています。

ただし、微小なキズや汚れの検出といった複雑な外観検査には向かない場合があるため注意が必要です。高度な品質判定が求められる工程では、後述するIVシリーズや本格的な画像検査装置の導入を検討してください。

参考資料

 

現場に導入しやすいセンサ構成

本格的な画像センサに比べて、一般的な光電センサに近い使い勝手で現場へ導入できる点もAIシリーズの特長です。

透過型センサのように、投光器と受光器を厳密に合わせる「光軸調整」の手間が省けるケースが多く、設置や立ち上げの負担を大幅に軽減できます。センサ本体側を取り付けるだけで済む場合もあり、限られた設置スペースや配線の制約がある現場にも組み込みやすい仕様です。

とはいえ、現場の照明環境やワークの反射具合によっては、適切な取り付け治具の用意や角度調整が必要になるため、導入前の環境確認は怠らないようにしましょう。

参考資料

  

 

面光電センサAIシリーズとIVシリーズの違い

本章では、導入検討時に最も迷いやすい「AIシリーズで足りるのか、それともIVシリーズが必要なのか」という疑問について、以下の3つの判断基準から解説します。

  • AIシリーズが向いている検出
  • IVシリーズが向いている検査
  • AIシリーズとIVシリーズの選び方

自社の現場が求める検査レベルを整理し、最適なセンサを選ぶための判断軸としてご活用ください。

 

AIシリーズが向いている検出

シンプルな検出を安定させたい場合は、面光電センサAIシリーズが有力な候補となります。具体的には以下のような現場課題に向いています。

  • 部品やワークの単純な有無検出
  • 表裏や向きの間違いといった簡易判別
  • 搬送中の位置ズレによって既存の光電センサが誤検知を起こしている現場
  • 光電センサの光軸調整にかかる手間を削減したい場合
  • 本格的な画像検査装置を導入するほどの複雑な検査ではない現場

従来の光電センサの延長線上で、「もう少し検出を安定させたい」「調整を楽にしたい」といった用途にマッチしやすいシリーズです。

参考資料

 

IVシリーズが向いている検査

IVシリーズ(IV2・IV4など)は、単なる有無検出を超えた「画像を使った複雑な判別・検査」を行いたい場合に向いています。

  • 複数箇所の同時検査や品種判別
  • 印字されている文字の読み取り(OCR)や個数カウント
  • キズ・汚れ・欠けなどの「外観不良の検出(外観検査)」

このように、IVシリーズは「画像センサ」としての機能が充実しており、より精度の高い品質判定や外観検査を自動化する工程に適しています。

ただし、外観検査の領域は設定や条件出しが複雑になるため、センサごとの得意分野を正しく理解することが重要です。キーエンスの「AI外観検査に特化した製品群(VSシリーズ、IV4、IV2)」の全体像や、IV4シリーズの詳細なスペックについては、以下の解説記事で網羅的にまとめています。目的に合わせてぜひ参考にしてください。

 

AIシリーズとIVシリーズの選び方

両者の選び方は、「何をどこまで見たいか」という判断軸で決まります。 部品の有無や簡単な向きの違いを見分ける程度なら「AIシリーズ」、文字認識や複数条件が絡む検査が必要なら「IVシリーズ」という切り分けが基本です。

【AIシリーズとIVシリーズの比較】

判断軸 面光電センサ AIシリーズ IVシリーズ(IV2・IV4等)
主な用途 有無検出・簡易判別 画像判別・OCR・カウント・外観検査
向いている現場 従来センサの誤検知・位置ズレの改善 複雑な判別や複数項目の同時検査
注意点 キズや汚れなど複雑な良否判定には限界がある 撮像・照明・設定条件のより詳細な検討が必要

ただし、微細なキズや汚れ、欠けといった厳密な品質の良否判定まで行いたい場合は、センサ単体ではなく本格的な画像検査装置の導入も視野に入れる必要があります。また、判定結果を設備制御や記録管理に活用するなら、上位システムとの連携(装置化)も併せて検討することが重要です。

 

まとめ|キーエンスAIセンサーの特徴を理解して、自社の検出・判別課題に合う方法を選ぼう

キーエンスのAIセンサーは、用途の異なる「面光電センサAIシリーズ」と「AI搭載画像センサ(IVシリーズなど)」の両方が存在します。

自社の現場にどちらのシリーズが合うかは、検出対象の難易度、OK/NGの判定基準、搬送スピード、照明条件、そして設備連携の範囲によって大きく変わります。また、キズや汚れといったシビアな品質判定が求められるケースでは、治具、専用照明、搬送機構、PLC制御、データ連携までを含めた「装置化」や「システム設計」を見据えることが重要です。

TMCシステムでは、外観検査装置やFA設備の設計・開発を通じて、製造現場における検出・判別・検査工程の自動化を支援しています。キーエンス社製のAIセンサーを用いた画像処理については、システム一式としておまかせいただけます。AIセンサーの活用に関するお悩みは、TMCシステムにご相談ください。

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