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キーエンス「IV4」はどんな製品?現場の課題を即解決する革新技術や活用事例を紹介

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「画像処理センサを導入したものの、設定が難しくて結局使わなくなった……」「ワークの反射やズレで誤検知が止まらない……」そんな現場の悩みを、キーエンスの新型AI搭載画像センサ「IV4シリーズ」が過去のものにします。

本記事では、多忙な設備担当者のために、IV4が「なぜ選ばれるのか」の結論だけを凝縮して解説します。

※本記事は、株式会社キーエンスの製品をTMCシステムが独自に解説したものです。

  

IV4シリーズをわかりやすく説明!特徴やスペックを解説



キーエンスのIV4シリーズがどのような製品なのか、まずは全体像を把握しておきましょう。

本章では、IV4シリーズの基本的な製品概要から、他のセンサと一線を画す3つの大きな特徴、そして仕様やスペックまでを解説します。導入を検討する上での基礎知識として理解しておく点をわかりやすくまとめました。

キーエンスIV4シリーズを30秒で説明


出典:株式会社キーエンス

キーエンスの「IV4シリーズ」は、最新のAIを搭載した次世代の画像センサです。「従来できなかった検出をできるようにする」だけでなく、「誰でも簡単に設定・運用ができる」ことを追求して開発されました。

アンプ内蔵モデルと、クラス最小サイズの超小型モデル(アンプ分離型)の2種類をラインナップしており、現場のあらゆる環境に対応します。

IV4シリーズの特徴

キーエンスのIV4シリーズには、現場の課題を解決する主に3つの大きな特徴があります。

    • クラス最速のAI処理能力:従来比80倍となる高速アクセラレータを搭載しており、最速250個/秒という圧倒的なスピードで検出が可能です。これにより、高速で流れる製造ラインにも余裕で対応します。
    • 学習済みのAIをパッケージ化:一般的なAI画像処理で必要となる「大量の画像データ」や「高性能PC」を用意する必要がありません。最低1枚の画像を登録するだけで、AIが自動で対象物の特徴を見つけ出し設定を完了できます。
    • 誰でも簡単に設定・運用が可能:画像処理の専門知識や経験がなくても、ツールを選んで検出対象を画面上で囲むだけの直感的な操作で設定が完了します。

IV4シリーズの仕様とスペック概要

センサヘッドは、検出距離に合わせて「狭視野タイプ」「標準タイプ」「広視野タイプ」の3種類から選べます。近距離は50mmから、長距離は3000mm以上まで1台でカバー可能です。画素数は1280×960ピクセル、耐環境性としては保護等級IP67をクリアしています。さらに、SDカードを使用することで最大128プログラムまで設定を保持できるため、多品種ラインにも最適です。


最新の詳細情報は、キーエンス公式サイトをご覧ください。
キーエンス公式サイト
 
 

IV3から何が変わった?IV4を選ぶべきメリットを紹介



1. 「OK/NGを覚えさせるだけ」で設定完了

IV4シリーズは、画像処理の専門的な知識や経験がなくても、誰でも簡単に設定できるのが大きな強みです。学習済みのAIを本体に搭載しているため、一般的なAI設定で苦労する「大量の画像データの準備」は必要ありません。

基本的には良品(OK)と不良品(NG)の画像を登録するだけで、AIが最も特徴的な違いを自動で見つけ出し、最適な設定を行ってくれます。さらに、発生箇所が特定できない場合でも、基準となる画像を1枚登録するだけでAIが対象物を見つけて判別することが可能です。

2. 従来の照明・ピント調整の苦労をハードウェア(新レンズ・照明)がカバー

画像センサの導入でつまずきやすい「照明」と「ピント」の調整も、キーエンスのIV4なら自動化されます。設定を開始すると同時に、AIが明るさとフォーカスの自動調整を実施します。

また、1000通り以上の撮像条件の中から、AIが「発色」「形状」「撮像時間」を評価し、最適な画像を自動で抽出するため、ユーザーは推奨画像を選ぶだけで設定が完了します。

さらに、専用の照明ユニットを組み合わせることで、従来比で最大30倍という圧倒的な照度を光量ムラなく確保でき、高速で移動するワークでもブレのない安定した画像取得を実現しています。

3. ワークの傾き、位置ズレ、背景変化による誤検知をAIが自動補正

製造ラインでは、搬送時のワークの傾きや位置ズレ、背景の変化が誤検知の主な原因となります。IV4に搭載された「学習サーチ」機能は、登録した対象物の特徴をAIが深く把握します。

そのため、ワークが左右にズレたり、カメラとの距離が変わって見え方の大きさが変化したりしても、AIが自動で追従して確実に見つけ出します。これにより、これまで必須だった大掛かりなワークの固定や、高精度な位置決め機構を用意する手間とコストを大幅に省くことができます。
 
 

こんな現場で活躍!IV4シリーズの具体的な導入・活用事例



IV4シリーズは、その高いAI性能と柔軟なハードウェア設計により、業界を問わずさまざまな現場で導入されています。ここでは、代表的な業界ごとの具体的な活用事例をご紹介します。

【食品・医薬品】賞味期限の印字検査やパッケージの入数確認

食品や医薬品のラインでは、文字の印字カスレや、包装パッケージの個数確認が重要です。IV4の「学習OCR」機能を使えば、賞味期限などの文字を画面上で囲むだけで、AIが日付やロット番号を自動認識します。また、光の反射で読みにくいフィルム包装や、曲面への印字でも安定して読み取れます。

さらに「学習カウント」機能により、箱詰めされたお菓子の小袋などの入数を瞬時にカウントし、抜けがないかを高速で判定可能です。

【自動車・金属】金属部品の刻印読み取りや組み立て抜け防止

自動車部品や金属加工の現場では、ワークの油汚れや金属特有のハレーション(光の反射)が誤検知の原因になりがちです。

IV4シリーズは、ワンタッチで取り付けられる偏光フィルタやドーム型アタッチメントを用いることで、ハレーションの影響を抑えたクリアな画像を取得できます。これにより、金属表面の薄い刻印文字の読み取りや、組み立て時のOリングやナットの抜け(有無確認)なども、AIが確実に見つけ出します。

【電機・電子】電子部品の表裏判別や極小ワークの検出

電子部品の製造ラインでは、微小なワークの高速処理が求められます。IV4シリーズはクラス最速となる「最速250個/秒」のAI処理能力を持つため、高速で流れるチップ抵抗器の表裏判別などにも余裕で追従します。

また、拡大レンズアタッチメントを装着すれば、極小ワークであっても大きく鮮明に映し出し、安定した検査が可能です。ワークの位置がバラバラでも「学習サーチ」機能が自動で追従するため、事前の精密な位置決め機構も不要です。 
 
 

まとめ|IV4導入で「現場の調整時間」をゼロへ



キーエンスの「IV4シリーズ」は、最新のAIと高性能ハードウェアにより「設定の難しさ」や「誤検知」を解決する次世代画像センサです。直感的な操作で設定を変更できるため、現場の調整時間短縮につながります。
 

外観検査の課題解決には、 キーエンス製IV4を利用した TMCシステムの 「AI外観検査装置」 がおすすめ!

「自社ラインへの組み込み方がわからない」という方には、TMCシステムの「AI外観検査装置」がおすすめです。本装置は既存の生産ラインに簡単に後付けできる小型設計で、IV4のAI機能をフル活用できます。

位置決め不要で対象物のズレに追従し、1台で複数の検査に柔軟に対応が可能。さらに、専門知識がなくても現場の担当者がその場で簡単に検査項目の追加や変更ができる、徹底したユーザー目線の操作画面を採用しています。

本装置一台で複数の検査に対応するため、特に多品種少量生産の現場に最適です。導入をご検討の方は、ぜひ詳細ページをチェックしてみてください。

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